毛利衛さん再び宇宙へ(エンデバー号打ち上げ)

「おりひめ/ひこぼし」、ドッキングに成功!

塵(ちり)のリングは新しい惑星系のサイン

エウロパの海



2000年1月13日、毛利宇宙飛行士は
スペースシャトルエンデバー号で2度目の宇宙飛行を行います。

毛利宇宙飛行士訓練レポート
 1999年10月初め、NASAはSTS-99の打上げ目標日を2000年1月13日と決定しました。最初の予定より約4ヶ月も遅れることとなってしまいましたが、クレーゲル船長以下STS-99のクルーは、この時間を無駄にしないで少しでも自分たちの腕を磨こうと日夜訓練に励んでいます。

姿勢及び軌道決定用電子機器の操作訓練
 10月12日、毛利宇宙飛行士は姿勢及び軌道決定用の電子機器(Attitude and Orbit Determination Avionics: AODA)の操作訓練を行いました。AODAは、60mのマストの先端に取付けられる船外アンテナの位置を厳密に維持しながら、そのかすかな動きを正確に記録するための装置です。記録した情報はミッション後のデータ解析に使用します。
 クルーはこの装置をスペースシャトルの船内から特別なプログラムを搭載したラップトップコンピュータを通じて操作します。毛利宇宙飛行士はこれまですでに何度もこの装置の操作訓練を行ってきていますが、習熟度を維持しさらに向上させるため、軌道上での様々な不具合を想定し、時にはインストラクタと議論しながら訓練を進めました。




「おりひめ/ひこぼし」、ドッキングに成功!




写真:ドッキングする直前のドッキング機構の様子(上が「おりひめ」、下が「ひこぼし」)
 「接近・離脱飛行技術実験」を実施し、当初の目標を達成した技術試験衛星VII型「おりひめ・ひこぼし」は、 10月27日午後8時43分(日本時間)にドッキングしました。

 今回のドッキングにおいても、推進系の異常が発生しましたが、異常再発時の影響を極力小さくする対策を行ったことにより、推進系異常の影響を受けることなく、ドッキングに成功することができました。この結果、推進系異常時における運用データが取得できたほか、修理が極めて困難な軌道上衛星のハードウェアの異常に対し、ソフトウェアの改修によって衛星機能を補完することも一部可能であり、結果として衛星システム全体の信頼性向上に寄与できることを実証することができました。
ETS-VII 技術試験衛星VII型「きく7号(おりひめ・ひこぼし)」
 ETS-VIIは「ひこぼし」と「おりひめ」の2衛星からなり、将来の宇宙活動において必須の技術であるランデブ・ドッキング及び宇宙用ロボットの基盤技術を習得するための技術実験を実施すること、またデータ中継衛星を経由した軌道上作業の運用技術を習得することを目的として打ち上げられました。



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