その息子たちの長男ミノスはのちのクレタ島の王に、次男のラダマンテュスは立派で正直な正義を愛する立法者としてその名を不動のものとし、ギリシャ中の王たちが彼のもとへ法律を学びにやってきたほどでした。
 (ミノスとラダマンテュスは死後、ゼウスによって死者が善人であったか悪人であったかを見極める天国の裁判官に任命されました。)
 三男のサルぺドンは、リキュアの国を作り王として君臨し、ゼウスによって300年間生き続けることができました。
 
 一方エウロパは、ゼウスが天空へ去ったのち、
クレタ島の王アステリオスと結婚し、とても幸せな一生を過ごしたそうです。


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