★おうし座流星群

 おひつじ座方向からおうし座にかけて、毎年10月下旬から約1ヶ月もの間、見た目にゆっくりと明るい流星が飛ぶのが見られます。これがおうし座流星群です。この流星群は1時間で平均5個ぐらいしか流星が飛ばないせいか、ペルセウス流星群やしし座流星群などと比べてあまり有名ではありません。


 しかしながらこの流星の特徴は、秒速30kmという流星としてはゆっくりとした速度で飛ぶので、見つけるとなんだか飛行物体がゆっくりと通過しているような感覚につつまれ、けっこう楽しいものです。ときには1秒間以上も流れることがありますので、極大日のころの11月初旬は見逃せません。


 またこの流星群には、ときどき火球のような明るい流星も飛びますので、チャンスがあれば一度見てみるとよいでしょう。もしも火球が運良く飛んでくれれば、流星群のとりこになってしまうかもしれません。


前のページへ


次のページへ