株式会社ミックインターナショナル(社長・福田光弘、資本金1,000万円)は、世界最大の天体望遠鏡メーカー、アメリカ・ミード社の日本総代理店として、同社のハイアマチュアや専門家向けの天体望遠鏡を販売してきましたが、このほど、ミード社が「誰にでも使える天体望遠鏡」をコンセプトに開発した小型高性能天体望遠鏡「ミードETX-90EC」および「ミード・オートスター天体自動導入システム」を日本で4月1日から発売開始しています。
ミード社は、7年前に世界初のハイアマチュア向けの天体自動導入コンピュータ望遠鏡を発表、その技術力は世界で高く評価されています。また3年前には前モデルの「ミードETX-90」を発売し、世界中で爆発的なヒットをしています。「ミードETX-90EC」は「ミードETX-90」を進化させたもので、観測者が見たい天体を自分で探した後、キイ操作で望遠鏡をモーターでその天体の方向に向けることができ、軽量(約4キログラム)コンパクトで、価格も12万5,000円と、一般の人が気軽に購入できるレベルとなっています。
ちなみに、前モデルの「ミードETX-90」は、普通の望遠鏡と同じく、観測者が見たい天体を探し、その方向に手で望遠鏡を向ける必要があります。「ミードETX-90」は「ミードETX-90EC」とは基本設計が異なるため、「ミードETX-90EC」へのアップグレードはできません。
また「ミード・オートスター自動導入システム」(オプション/30,000円)を「ミードETX-90EC」に接続し、天体の名前を選択するか天体の番号を入力すると、望遠鏡は自動的にその天体の方向に向きます。従来の望遠鏡で天体観測を行う場合、ある程度の予備知識が必要であり、天体を導入したり追尾するのにも慣れが必要ですが、この「ミードETX-90EC+オートスター」は天文の知識がなくても天体観測が楽しめます。またパソコンに接続(接続ケーブルはオプション)して、パソコンから制御することもでき、ゲーム感覚で天体観測ができる魅力ある望遠鏡です。
昨年のしし座流星群の全国的なフィーバー、向井さんの2度目のスペースシャトル搭乗、最近完成したハワイのすばる望遠鏡から送られてきた天体画像のテレビ放映、など天体や宇宙に関する情報と関心が増加しているなか、この「ミードETX-90EC」と「オートスター天体自動導入システム」は、広く一般に普及する本格的な天体望遠鏡といえるでしょう。 |