5/6未明 みずがめ座η流星群

 

 ゴールデンウィークまっただなかの5月5日深夜から6日の明け方にかけて、「みずがめ座η(えーた)」流星群を見ることができます。

 流星群は、太陽系の仲間である彗星が宇宙空間にまいていった細かいダスト(ちり)の中に地球が入り込んで行くときに、そのダストが地球の大気との摩擦により光る現象で、私たちからの見かけ上、星空のある一点を中心に流れ星が飛び散るように見られる現象です。

 この「みずがめ座η流星群」は、有名なハレー彗星のまいていったダストに地球が入り込んで行くときに起こるもので、流星が飛び散っているように見えるその中心のことを「放射点」または「輻射点」といい、この場所がみずがめ座η星に近いところにあるため、このように呼ばれています。毎年5月5日ごろ見ることができ、もっとも多くの流星が流れる「極大」のときには、1時間に30個くらいの流れ星を見ることができます。

 今年は6日の明け方の南東の空にみることができます。上の図は午前4時ごろの東京の星空です(もちろんこんなにたくさんの星は見えませんが・・・)。放射点が昇ってくる前には、まるで流星が地平線から飛び上がってくるように見られることもあります。是非早起きしてこの様子を見てみてください。

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