公開天文台・プラネタリウム紹介 Part 3

文・写真 スタークリック編集部 S.Funamoto
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「住民参加で快適な健康文化都市」をスローガンに、豊かさと幸せを実感でき、生きがいを持ち、安心して暮らせるまちづ くりをめざし、町制30周年を記念して1994年に完成したのがこの「白井町文化センター」です。町役場に隣接した敷地に、コンサートなどが開かれる800人収容の大ホール・中ホールなどの文化会館と、図書館、郷土資料館とプラネタリウムが併設された複合施設となっています。 |
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| プラネタリウムは3Fにあり、直径12mの水平ドームに定員86名のゆったりした座席が配置されています。投映機は五藤光学製です。ロビーには展示スペースが設けてあり、最新の天文現象や国立天文台「すばる」の画像やプラネタリウムを見に来た方からの質問に答えるコーナー・今までのパンフレットを展示するコーナーなどがあり、自由に見ることができます。子どもたちの書いた塗り絵などもありました。 |
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| この日は、秋の夜空に見える星たちを、解説員が一つ一つ説明していく「今夜の星空」のあと、秋の番組「おたすけ地蔵」が投映されました。働き者の多助というおじいさんが畑で偶然掘り出したお地蔵さんと「すばる」にまつわる物語です。ほのぼのとしたイラストと、音楽デュオ「アクアマリン」の歌う挿入歌がとても印象的な番組です。 |
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編集部:いつもプラネタリウムにはいらっしゃいますか? 高校生:ふだんはあまりきません。今日はふるさと祭り(編注:隣接する町役場前の駐車場で行われていた)があったので、そのついでに寄ってみました。 星には興味がありますか? 高校では天文部に入っています。こんどのしし座流星群のときに、学校で合宿して屋上で観測するんです。 そうでしたか!。部員は何人くらいいるのでしょう?。 20人くらいです。 学校の屋上でも星は良く見えますか? はい。けっこう良く見えますよ。 白井は東京から比べるとまだけっこう空がきれいなんですけれども、人口が増えてきてだんだん空が明るくなってきていますよね・・・ そうですね。でも、もっとたくさん星が見えたらよいなって思います。 |
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白井町文化センタープラネタリウムでは、町の職員の方が直接星空の解説をなさっています。運営をなさっていらっしゃるスタッフの方々にお話しを伺ってみました。 編集部:プラネタリウムができたのはいつですか? 長谷川さん:ここができたのは1994年の6月で、今年で5歳。年中(ねんちゅう)さんですね(笑)。やっと世間が見えてきたかな。ほんとにだんだん育ってきているなと思います。 職員さんは何人でやっていらっしゃるのでしょう? 現在職員は常勤2名・非常勤3名でやっています。 いままでやってこられた中で、苦労されたことをお話しいただけますか? 私はここ(編注:文化センター)に来てから5年半になるのですが、毎年毎年、公共団体の宿命として人事異動というものがあります。20年とか30年とか続いている館のように実績のあるところは、担当者が変わったとしても解説者を育てる教育に対してもそれなりのノウハウがあるので大丈夫なのかも知れません。けれども、私たち教える立場の方もまだまだなのに、また0から教えなければならないという状態だったのです。 |
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しかし、今年はその人事異動がなかったので、去年から今年にかけてはやりたいことができるようになって、やっと落ち着いてきたという感じがしています。これがまた異動ということになるとたいへんなことになるのですけれども・・・。 柳枝(りゅうし)さん:私はプラネタリウムの担当になってから4年目になるのですが、4年前の年度も押し迫った3月28日に、プラネタリウムへの異動が決まったのです。それまでは国民健康保険の係だったのですが、心の準備もまったくできないままここにやってきました。星のことは一切わからなくて、星空を見上げたこともなかったですし、人前で話すのがとても苦手だったんですよ。でも、それが克服できたなーと思っています。 長谷川さん:でも、私たち「人前」では話してないですよね。いつも人の後ろから話しているから(笑)。 藤巻さん:解説台から皆さんに話しかけたり問いかけをしたときに、何かの反応が返ってくると、すごくうれしいですね。 伊藤さん:私の勤務は週に2回なので、お客さんに接触する時間は少ないのですが、もう4年?5年目になるのかしら。少しずつ慣れてきて、楽しいと言うか、新しいことをするというか、皆さんに育ててもらったっていう感じがしますね。 |
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編集部:毎日のプラネタリウムの投映でも、とてもお客さんが多いのには、なにか秘訣があるのでしょうか? 長谷川さん:今日はこれでもちょっと少なかったんですけれど、入場者の数は天候にも左右されますからね。いちばん大きいのは、「人」マンパワーですね。口コミ。悪い口コミは困るんですけれど(笑)、着実に広報活動をすること。町の広報などはもちろん、なるべく無料でやっていただける機関誌やミニコミ誌へ掲載してもらっています。大きな新聞よりこの地域の方々の目に触れるように考えています。それに「しろいプラネタリウムだより」を毎月書いたりしています。 |
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ほんとは学習投映を見ていただいた小学校の高学年から中学生のお子さんたちがどどーっと来てくれるとうれしいのですが、実際には小学校の低学年や幼稚園児とその親というのが多いですね。通常の投映の他に、子ども向け番組として「ロイ君アワー」という番組を毎週日曜に投映します。来年からは「スターキッズクラブ」という子どものサークルを作って、月に1回活動をする計画もしています。 藤巻さん:あと、最近カップルが増えましたねー!(一同笑)。 今回拝見させていただいた投映で、私の後ろにいた2人の小学生は星のことをとても良く知っていてすごいなーと思ったのですが・・・ あの子たちは学習投映に来た子どもたちです。私たちの来て欲しいと思っている子どもたちの数%の「つかみ」ですけれど、みんながみんな天体の方に・宇宙にとはいかないけれど、ほんのすこしでも来て興味をもってくれれば、それが大きな輪になるときがくると思いますね。 |
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他の地域のプラネタリウムに比べて、番組の入れ換わりが早い気がするのですが・・・ 去年までは年に4回のオート番組でやっていました。リラクゼーションの目的で来る方もいらっしゃいますが、テーマを見にくるお客さんのほうが多いですし、1つの番組の期間が長いとやっている私たちも飽きるんですよ。特に私はすごく飽きっぽいので(笑)。でも、オート番組を全部業者に頼むと(制作費が)高くついてしまいます。先ほどの話しのように、私たちスタッフもメンバーが固定されてきて、解説や番組作りの方法も見えてきたので、「じゃ、作れるね」ということで、番組の間隔を2カ月おきにしてみたのです。オート番組が年4回というのは変わりなく、その間に生解説主体の番組や短めのオー ト番組と組み合わせてみたりしています。でも、これがまた人事異動していくと大変なことになってしまうんですけれどもね。 伊藤さんと藤巻さんはプラネタリウムの解説をやりたいと思ってこちらにいらしたのですか? 町の広報でプラネ職員の募集をしたときに、伊藤さんがいらっしゃったんです。藤巻さんは実は私の教え子で、短大を出てから他のプラネタリウムに出ていたんだけれど、もどってきてもらったんです。 伊藤さん:最初は受付だけと思っていたんです(ちょっとだましてしまった(笑)<長谷川さん)。「こういうことができなきゃいけません」と言われたのですが、週に2〜3回っていうのは私の都合に合っていたので、「じゃぁ やらせてもらう!」と思ったのです。 実際やってみて、いかがでしたか? 最初はきつかったですね。 慣れないことで、覚えることもたくさんありますし、ただ覚えたことをばーっと言えばよいっていうものでもないですからね。よく自分の中で消化できないといけませんから。やっと去年あたりからすこーしずつ慣れてきたなって思って、自分でもわかってきて、お客さんとの接触も少しずつ慣れてきて、けっこう楽しいもんだなと思うようになりました。最初はおじけずいていたんですけどね(笑)。 藤巻さん:私は星見会のお手伝いということでボランティアとしてちょくちょく来ていたのですが、そのうち「アルバイトで解説してみない?」って声をかけられたんです。かなり最初は抵抗があったんですけれど、こういうのが好きだったので、もう、はまってます。いまは楽しいです!。 最後に、これからのプラネタリウムに対する抱負などを聞かせていただけますか? 長谷川さん:お客様に対して番組などを提供していくということは、機械がやることではなく、人がやることだと思うんですね。その意味で、ハードではなくてソフト面を充実して行きたいと思っています。それから、どうせなるなら国会議員よりは市会議員(笑)という考え方ですね。町に根差した、この地域に根差した施設になりたいですね。 |
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白井町文化センタープラネタリウムでは、毎月「星を見る会」を企画しています。この日はその中のひとつである「あなたの地元で星見会」がありました。普通の「星を見る会」は文化センターの屋上に望遠鏡を出し、来場者に見てもらうものですが、今日は町内の学習施設「冨士センター」の駐車場に出張して、地域の人に星を見てもらおうということになりました。 「星見会」にはボランティアが積極的に参加しています。この日も4名のボランティアの方が機材の搬送・設置やお客さんの世話のために参加していました。 |
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6時半過ぎ、現在建設中の国際宇宙ステーションが上空を通過するということで、参加者全員で探すことになりました。6時38分、北の空を早い速度で移動する星を発見!。明るさは2等〜3等くらい。2分くらいで東の空に消えて行きました。 |
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「星見会」のあと、文化センターに戻りボランティアの方にお話しをお伺いしました。 編集部:現在は何人くらいの方がボランティアとして活動されていらっしゃいますか?。 赤瀬さん:20人ほどが登録されています。毎月第二土曜日に行われる星見会をはじめとしたイベントに参加しています。 地域的にはどの辺にお住まいの方が多いのでしょうか。 赤瀬さん:ほとんどが地元の方ですが、大阪に転勤になった方やアメリカに留学中の方もいらっしゃいます。でも、白井に戻ってくると、必ず立ち寄ってくださいますし、ボランティアにも積極的に参加してもらっています。 ボランティア活動をしていて何か感じることはありますか? 平野さん:20代のボランティアがとても少ないことですね。結婚して所帯を持つようになると、なかなか自由に動くことができなくなりますからね。活発な活動をするには、やはり行動力が必要ですから・・・ 菅澤さん:私の妻は今日は実家に帰ってしまいました(笑)。 子供たちや地域を引っ張っていく力を持った人材が少ない実情が、やはりここにもあるようです。それでも、積極的に活動しているボランティアが地域にいることは、文化的・教育的な発展に非常に重要であることを示していると思います。 |
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今回の取材を通じて、地域の文化の中心となる施設に作られたプラネタリウムが、多くの人に有効に利用されている良い例ではないかと感じました。それと同時に、それを継続していくことのむずかしさと、運営のためのアイデアがとても重要であると思いました。 お近くの方は、是非いちど足を運ばれてはいかがでしょうか。これからも地域に根差した良い活動を続けてほしいと思います。 |
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白井町文化センター 所在地 〒270-1422 千葉県印旛郡白井町復1148−8
最新の投映情報などは、白井町HomePage (http://town.shiroi.chiba.jp/)で見ることができます。 |
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