(NO.222 2000 MAY)

高・大学生向けの、より本格的な宇宙学習プログラム種子島宇宙センター スペーススクールを開催

本番さながら、打上げの発射管制・指令管制を体験


センター職員の自主企画に全国からの参加がありました

 昨年に次いで2回目の「スペーススクール」を、3月23日(木)から25日(土)までの日程で開催しました。会場は種子島宇宙センター、対象はコズミックカレッジより上の年齢の、高校・大学生です。抽選で選ばれた53名の参加者たちは、北は新潟、南は沖縄から、飛行機や船を乗り継いで種子島に集まりました。

 このスペーススクールは、種子島宇宙センターの若手職員を中心とする実行委員会により企画されているもので、日本最大のロケット打上げ射場について体験的に触れてもらう機会を提供し、宇宙開発に関する基礎知識や宇宙開発への関心を、よりいっそう深めてもらえるようにと実施しているものです。

プログラムの目玉は発射管制&指令管制体験

 23日は開校式に次いで講義「ロケットと宇宙開発の歴史について」、そして射場施設見学、講義「ロケットはこうして打ち上げられる」、ウェルカムパーティーと、初日から盛りだくさんのカリキュラム。

 射場施設見学では、職員の説明を受けながら、大型ロケット発射塔、大型ロケット組立棟、液体エンジン試験場、第2衛星組立棟、衛星フェアリング組立棟を見学しました。組立棟の中では、地上試験用のH-IIAロケットを目の当たりにし、参加者たちは「テレビで見ていたロケットがこんなにも大きいとは思わなかった」と感想をもらしていました。

 24日は、シミュレーション「発射管制&指令管制体験」、「モデルロケット・水ロケットの制作打上げ」を体験。

 ここでしか体験できない「発射管制&指令管制体験」は、実際に大型ロケット打上げ時に使用する発射管制室で、それぞれの役割分担を決め、イヤホンやマイクをつけてのシミュレーションです。大型画面にロケットの映像が映し出され、カウントダウンが開始されると、参加者自身が「射点系発射準備完了」などと、実行委員お手製の「発射管制&指令管制手順書」にしたがい、本番さながらの臨場感を味わうことができるというものです。

 25日は閉校式。種子島宇宙センター所長より、修了証書が一人一人に手渡されました。種子島からの出口となる種子島空港や西之表港では、3日間のスクールの間ですっかり仲良くなった友人たちとの別れを惜しんでいました。

 種子島宇宙センター スペーススクールは、ロケット打上げ射場を見学できるだけでなく、実際にロケットの打上げに携わっている種子島宇宙センター職員と交流できる催しです。来年も3月下旬の開催を予定しています。



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