太陽の動きと二十四節気

 「夏至」「冬至」「春分」「秋分」は皆さんもよく聞く言葉だと思いますが、これらはもともと中国でその季節を言い表すために使われていた言葉です。現在では、太陽の天球上の位置(=地球の太陽系内での位置)を24等分して15度ごとにその名前をつけて読んでいます。

 国民の休日にもなっている春分の日と秋分の日は、ちょうど太陽が黄軽0度と180度をの点を通過する日のことで、太陽は天の赤道上にいることになり、真東から昇って真西に沈むことになります。

 地球の公転と自転の関係や、地球の自転軸が公転面に対して23.4度傾斜していることにより、二十四節気は年により若干日にちがずれることがあります。そのため、春分の日や秋分の日も毎年変わることになり、お休みの日が毎年違うことは皆さんもお気づきのことでしょう。今年の二十四節気は表の通りです。それぞれの日の太陽の位置は図の通りになっています。

 一般に、夏至の日は太陽の出ている時間=昼間の時間が最も長い日で、冬至の日は太陽の出ている時間=昼間の時間が最も短い日になることが知られています。しかし、日の出・日の入りの時間は冬至・夏至の日を境に早くなったり遅くなってりするのではなく、実際には数日前後しています。

節気の名前 太陽黄経 2000年の日付 節気の名前 太陽黄経 2000年の日付

立春

315度

2月 4日

立秋

135度

8月 7日

雨水

330度

2月19日

処暑

150度

8月23日

啓蟄

345度

3月 5日

白露

165度

9月 7日

春分

0度

3月20日

秋分

180度

9月23日

清明

15度

4月 4日

寒露

195度

10月 8日

穀雨

30度

4月20日

霜降

210度

10月23日

立夏

45度

5月 5日

立冬

225度

11月 7日

小満

60度

5月21日

小雪

240度

11月22日

芒種

75度

6月 5日

大雪

255度

12月 7日

夏至

90度

6月21日

冬至

270度

12月21日

小暑

105度

7月 7日

小寒

285度

1月 6日

大暑

120度

7月22日

大寒

300度

1月21日