初めての画像処理     東京都板橋区 割田 文雄(Phoenix2303)

   この投稿は創刊号の投稿テーマに沿った物となってしまうかも知れませんがスタークリックはデジタルマガジンなので投稿として最もふさわしいかも知れないと思っています。

 私が現在愛用しているノートパソコンを購入したのは昨年の9月でした。私的に色々な理由があってどうしても最新のコンピューターが必要に成ったわけですがノートにしたのは現在所有しているピクシスという天体導入装置をステラナビゲーターで制御しようと思い購入しました。昨年お台場でニュートン主催のデジタル観望会が行われた直後ステライメージ2という画像処理ソフトを購入しました。このパソコンには購入したときにらくらく写真館他いくつかの画像処理ソフトがインストールされていたのですが、天体処理用に開発されたステライメージとは使い勝手が違います又三色合成などCCDで観測されている方には必須アイテムと言えるでしょう。とりあえず練習の意味で今年の2月頃埼玉県星の里のニュートン観測所近くで撮ったバラ星雲の写真(Lサイズ)をプリンター付属のスキャナー(180ピクセル)で呼び込み、乗算、明るさとコントラスト(範囲を指定)を調整、最後にカラーバランスで赤をめいっぱい強調したら(映像b)の様になりました。

映像a

映像b

                                 (写真をクリックしてね)

 画像処理と言うとなんだかとても難しいような感じで尻込みしてしまうのですが、意外に簡単に処理できてしまったので驚いています、もちろん他の天体がこんなに簡単に処理できることはないでしょうが。今後は銀塩でもデジタル処理を強く感じることは確かです。しかし、変に処理すると不自然きわまりない映像になることも確かなようですので後は処理した人のセンスと言うことになるのでしょうが自分自身で色々やって覚えるのが1番かも知れません、銀塩だと焼き付けに失敗すると印画紙がそのまま無駄になりますがデジタルの場合ファイルをクリアーすれば良いだけなので経済的です。皆さんも是非一度挑戦してみて下さい。