12月14日の夜中
観測条件の良いふたご座流星群を見てみよう!
 今年のふたご座流星群は午後10時過ぎには半月前(月齢6.6)の明るい月が西の空へ沈むので、そのあとは月明かりのない最高の条件で観望できます。その頃ふたご座は、東の空に横たわり、高度約50°ぐらいまで昇ってきています。ということは、その後は一晩中ふたご座流星群を観望することができるのです。

 例年ふたご座流星群は、比較的明るい流星であること、またその流星がやや速く流れることが特徴で、1時間に50個ちかく見られることもあります。見ごたえのある流星群ですので、防寒服をたくさん着込んでぜひとも見てください。


画像はStellaNavigatorから
 流星群とは、単発で不規則に飛ぶ流れ星とは違って、毎年決まった時期の夜空のある一点から雨がパラパラと降ってくるように見える天体現象です。その一点は放射点と呼ばれています。たとえばシャワーを壁にかけて浴びている時の、お湯が出てきているノズルの部分がちょうど「放射点」ということになります。

 流星群の名前はこの放射点のある星座名で呼ばれているのです。つまりふたご座流星群はその放射点がふたご座にあることになります。

 じつは流星群はとても淡くて暗いものです。月があると、月の光でせっかくの暗い夜空が明るく照らされてしまい、白っぽく霞がかかったような状態になって、あまりよく見えなくなってしまいます。もちろん街灯の多い住宅街でも同じことです。そこで街灯やネオンサインのない、なるべく暗い場所へ移動されることをお薦めします。また流星群を見るためには、双眼鏡や望遠鏡は必要ありません。流星群は夜空のとても広い範囲に飛び交いますので、暗闇に充分慣らした自分の目だけあればよいのです。

 さああなたも寒い寒いと言わずに、夜空に織り成す冬の大花火大会見物に出かけてみませんか?

 流星群について詳しくまとめたページも用意しています。こちらをクリックしてまださい。




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