このようなものを製作してみました。

ボーグ125F2.8ED(f350o)用フロント絞り受注開始



ボーグ125F2.8EDでペンタックス67のボディを使用して撮影する目的でフロント絞りを試作しました。
このレンズを使用して一般写真(天体以外の)を撮影する場合、特に昼間の風景等を撮影する場合にはF2.8の開放値でシャッターを切ることがほぼ不可能な状態(1/1000秒以上のシャッタースピードになる為)になります。ただし、NDフィルター(67S、72Sサイズ使用可能)を使用することにより減光させることも出来ます。また、このレンズに付属している簡易絞りは抜き差しによる方法のために、天体用としては不便さは感じないものの、一般撮影に付いては操作性がやや不便なことがあると思います。特にマニュアルシャッターは中間値を設定することが不可能です。そこで光映舎ではレンズの全面に絞りを取り付けて少しでもペンタックス67を使用しての操作性を良くする目的でマニュアル絞りを製作いたしました。今回製作したマニュアル絞りは、虹彩絞りを使用して開放は120o、約F2.92になりますがF2.8で使用したいときにはこの絞りの部分をはずしてもとに戻して使用すれば良いことになります。フードのネジの部分を使用しての取り付け、取り外しになりますので、ボーグ125F2.8ED本体は一切加工はしていません。
しかし、この方法はまだいろいろとテストはしてませんので、撮影結果はまだわかりません。しかしペンタックス67のファインダーを通して確認した限りでは絞り込んでも問題は無いように見受けられます。
本来は、絞りの位置はこのレンズの簡易絞りの位置に虹彩絞りを取り付けることが最良の方法と思いますが、何しろこのレンズを展示用に購入して間もないことですので、この部分を改良して製作することは今のところできないです。しかしいつかは製作してみたいと思います。ちなみにこの場所に虹彩絞りを入れる場合は、絞りの開放径はφ90o(ボーグの簡易絞りの開放径は約φ85oです。)を予定していますが、実際のところ製作は未定です。

下の写真は、このフロント絞りを使用して、ある程度絞って撮影したテスト写真です。絞りによる結果のみを参考にして下さい。
共通データー:ボーグ125F2.8ED、ペンタックス67ボディ、光映舎製フロント絞り(開放φ120o)、フィルムE200、撮影地は当店の2階ベランダより


上の写真は、ボーグ125F2.8ED(f=350o)、ペンタックス67、フロント絞り使用、絞り径約φ42o(F=8)、シャッター1/500で撮影
50m〜∞を撮影した状態で、絞りによるケラレの状態を撮影しましたが、予想通りφ42oに絞ってもフィルムを見る限り問題は確認出来ませんでした。これ以上に絞ることも可能と思われます。



上の写真は、ボーグ125F2.8ED(f=350o)、ペンタックス67、フロント絞り使用、絞り径約φ20o(F=16)、シャッター1/125で撮影
近距離(約30m)の撮影で絞った場合を調べました。実際には近距離の撮影の方を心配していましたが、絞りφ20oで撮影しましたがケラレ等による周辺減光は無いように見えます。

このフロント絞りは少しは使用することが出来るという自信がつきました。まだ、いろいろと調べてみたいことがありますので、しばらくはこれを使用して遊んでみたいと思います。何しろISO100のフィルムを使用するとして、ペンタックス67で昼間の撮影(EV=14の時)において、F2.8でシャッタースピード1/4000は不可能です。いろいろ試してみて写真が出来たらこのページに掲載いたします。

価格:BORG125F2.8ED本体 特価¥418,000
   専用フロント絞り 定価¥88,000

合計特価:¥486,000


このフロント絞りを使用したために、ボーグ125F2.8EDの性能が十二分に発揮できないことがある場合も考えられます。



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